Rootsについて
代表メッセージ -Rootsのルーツ-
私が歯科技工士になったきっかけは、「いとこが歯科衛生士だったから」という事が理由でした。
歯科技工士という仕事は、基本歯科医院の裏方としての仕事がメインとなるため、普段触れることがないため具体的なイメージを持つことが難しい仕事だと言われています。
人よっては知られていないことがたくさんあるため、敷居が高いと受け止められてしまうこともあります。
歯科技工士の仕事とは、「その人に一番適した『材料』『見た目』『機能性』のものを提供する」、「今のものよりいいものを提供する」といった事を、常に追求し続ける事だと考えております。
ですが単純に、「最新技術であれば、以前のものより良い」というわけではありません。
一人ひとり、口腔内の状況は異なります。状況に応じて、これまでの技術の中から、新旧に拘らず、一番良いものを提供することが重要だと考えています。
専門学校で考え方や技術のスタート地点を学び、その後の関西では応用的な技術やより深い知識を身につけることができました。
その後独立をしようと考え、どこで会社を興そうかと考えた時、私自身の「ルーツ」である熊本にしようと思いました。
いろいろなことを学び、そしてこの熊本に戻ってきました。
だから“Roots”と会社名も名付けました。
現在、熊本県内だけに留まらず、県外からもたくさんのご注文を頂いております。
私の原点であり帰る場所であり、そしてゴールでもある熊本でこれからも、「今までよりずっと良いもの」の提供を続けていければと思っております。
Rootsの考え方
当技工所には6人のスタッフが在籍しています。
時代が進み、より高度でより正確な機械が開発されても、全ての技術力において機械の方が自分たちよりも優れていると言い切れるとは考えておりません。
それは、機械はあくまで人ができる事の幅を広めるためのものだと考えているからです。
つまり、“技術力がない人が機械を使っても、機械に使われている状態になってしまう”と思うからです。
機械を使わずとも、確かな技術を持ちしっかりとした製品を作り上げられる人が機械を使うことで、できることの幅が広がり、製品を作り上げる時間が短縮でき、初めて効果があると言えるのではないでしょうか?
「できることの幅」とは、例えば人の手で加工出来ない材料を生み出すことなどです。
機械を使う理由は、人だけではできないことを補佐する役割があるからだと思います。
新しく高度な機械がどんどん開発され世に送り出されますが、設備が充実していれば精密なものが作れるわけではありません。
当社で活躍してくれている人の手があるからこそ、精密な製品を作ることができるのだと考えております。